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2019年10月31日

首里城正殿など全焼 県民絶句

県民の心の拠り所
ショックで言葉見つからず



全国ニュースで繰り返し報道されているように、本日、10月31日、沖縄県民は早朝から首里城火災に衝撃を受け、深い悲しみに包まれています。

琉球新報号外の写真とと同紙に載った「ドキュメント」と高良倉吉氏(琉球大学名誉教授)の談話を紹介します。
写真の3枚目は、今朝のNHKテレビより。

『琉球新報』号外(写真)の「ドキュメント」
午前2時41分 警備会社セコムが119番通王「首里城正殿の自動火災報知設備から遠隔信号を受信したので、防災センターに確認したところ煙が見える」
2時42分 那覇市消防局が第一出動 (消防車両8台、人員31人)
2時45分 那覇市消防局が高所カメラで煙を確認、第二出動(消防車両11台、人員41人)
3時14分 同第三出動(消防車両15台、人員56人)
3時27分 東部消防へ応援出動要請
3時34分 浦添消防へ応援出動要請
3時45分 豊見城消防、島尻消防、糸満消防へ応援出動要請
3時46分 警戒本部設置(管理職員及び非番員、非常招集)
4時30分ごろ 正殿屋根の骨組みなど崩落
4時38分 「ドン」とごう音が響く
5時12分 沖縄、中北消防、宜野湾消防へ応援出動要請
5時58分 那覇市消防局から出動している消防車両の合計(消防車両17台、人員62人)、近隣消防応援隊(13台、人員38人)
6時 避難所開設(城南小)
6時20分 避難所開設(首里公民館、石嶺公民館)
6時30分 合計出動車両30台、人員100人(応援出動含む)
7時30分 那覇市が災害警戒本部会議開催。城間幹子市長「首里城の火災について大変衝撃を受けている。沖縄を代表する世界遺産であり、近隣住民の皆さんを大変眞ポイしている。那覇市としてできることを最大限取り組む」
7時45分 現場救急指揮所立ち上げ
8時 那覇市消防局と美ら島財団らが守礼門前で記者会見
8時30分 県が緊急会議
9時 市が避難所閉鎖(最大33人が避難)

沖縄の歴史の象徴
高良倉吉氏(琉球大学名誉教授)の話

31日午前3時過ぎ、首里城を復元した当時の建築担当者から電話が入って火災について知った。首里城の公園内は、30数年にも及ぶ復元を2月に終えたばかり。その年に火災が起こり、信じがたい思いだ。
首里城復元へ向けた動きは、琉球大のキャンパス跡地をどうするかと健闘する委員会を県が1980年代半ばに開いたことが始まり。2,3年かけて検討した結果、往時の首里城の建物を含む、歴史公園として整備すべきだとの結論に至った。
ただ、沖縄戦のために県内には資料がほとんど残っていなかった。徹底してリサーチした。正殿は鎌倉芳太郎氏の資料や尚家の資料などを基に復元した。工事では本から宮大工も来県し、共同作業をした。
琉球の独自の歴史を象徴するのが失われていくのは複雑な思い。ヅ面や人も含め、修復するための首里城研究の成果は蓄積されている。焼けた建物を建て直すことは可能だが、事業としてどう進めるかだ。


首里城正殿など全焼 県民絶句
首里城正殿など全焼 県民絶句
首里城正殿など全焼 県民絶句



Posted by あぐとぅんがら at 22:38│Comments(0)
 
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